画材を探しに

主人と一緒に家付近の海岸へ行った。目的は海岸でのごみ拾いと釣り糸や網を探すためだ。新潟に引っ越してきた当初は犬を連れて何度か海岸へ散歩に行った。しかし行くたびにそのごみの多さに悲しくなり次第に海はごみ拾いをしに行くところとなった。時には足の踏み場がないほどのごみの量だ。ボール、ペットボトル、靴、缶、バッテリー、殺虫剤、タイヤ等々・・・。学生たちのほとんどがごみは中国や韓国から来ていると本気で信じているらしい。しかし中国語や韓国語表記のあるごみはほんの少しだ。また近くの川を見ると多くのごみが浮いていたりしている。それらは近い将来海や海岸へ流れていくのだろう。大きなごみ袋がいっぱいになるのに15分もかからない。海岸に着くとすぐに釣り糸や大きな網が放置されているのを見つけた。

今回の絵のテーマは「釣り糸」。プラスチック製の釣り糸は自然に帰るまで600年かかると考えられている。糸が絡まり血流が止まり足を失ったり羽が折れたりした鳥達、釣り針が体に刺さったイルカ達、放置された網に絡まり動けなくなり飢え死にするカメ達。時に人間であることが嫌になる。

このホームページのギャラリーに完成した絵と説明があるので是非見てほしい。また完成にいたるまでのステップもこのブログにこれまで紹介してきた。今週中にもう2つほどステップの説明について書かれたブログをアップロードしたい。