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Animal Rights

動物の権利

素晴らしき動物達

マザーアース

ポートレート

鶏1

クレヨン & アクリル

765 X 1085 mm

(30.1 X 42.7 in)

 

採卵鶏は生まれてからほとんどの時間を小さな檻の中で過ごす。殺される最後の瞬間まで苦難の日々は続く。1年から2年卵を産まされ続けたあげく産卵率が下がると廃鶏として廃棄される。これにかかる費用は鶏肉の値段より高いため、文字通り『ごみ』として扱われる

脚や羽をつかまれ運搬用の檻に詰め込まれるため怪我をする鶏たちが多く出る。治療も薬も与えられることなく屠殺場までの長い時間を耐えることになる。

屠殺場に着いた後も直ぐに殺されるわけではない。鶏達はしばしば一晩以上水も餌も与えられず放置される。猛暑の夏や寒い冬においても 野外や温度調節されていない部屋に置かれる。 いくつもの檻が積まれた状態であるため上の檻の鶏達の糞尿、血、割れた卵に下の鶏達は塗れてしまう。

最後の日 

クレヨン & アクリル

765 X 1085 mm

(30.1 X 42.7 in)

およそ84%の採卵用鶏はくちばしの先を切断されます(2014)。これはデビークと呼ばれ、鶏がつつきあいによって怪我をしないようにするための処置です。しかし、つつくという行為は鶏にとって自然で健全な行動です。日中、鶏達はつつくという行為に多くの時間を使います。健全な環境にある鶏達は一日に平均約1500回突っつきます。この自然な行為を不可能にする処置は 残酷な拷問でしかありません。

しかもデビーク処置には麻酔を使わずに行われます。くちばしは多くの神経と血管が通っています。よって麻酔もしない切断は小鳥達に想像もできないような痛みを与えます。これにより慢性的な痛みを抱える鶏達もいます。

鶏2

クレヨン & アクリル

765 X 1085 mm

(30.1 X 42.7 in)

デビーク & バタリーケージ

クレヨン & アクリル

765 X 1085 mm

(30.1 X 42.7 in)

EUでは2012年にバテリーケージが廃止され、採卵鶏1羽に対するスペースの法的条件も非常に厳しくなりました。一方、日本ではおよそ94%の鶏達がバテリーケージに閉じ込められています(2014)。また世界的に見ても卵業者の大多数がバテリーケージを使用しているのが現状です。また肉用の鶏達も同様に小さな檻で死ぬまで暮らしています。このような残酷な状況を許しているのは供給者の利益追求への貪欲さと需要者の安価な卵や鶏肉への要求です。

鶏達が閉じ込められている小さな檻では彼らはごく自然な行動をとることもできません。例えば土を突っつく、羽を広げる、砂浴をする、木に止まる等、ごく普通の動作もできないのです。このような檻が重ねて置かれている状況で、常に大きなストレスを感じている鶏達の多くが病気になっています。

最近、動物の権利や福祉を認識する需要者が少しずつ増えてきました。マクドナルドさえバタリーケージに閉じ込められた鶏の肉販売をやめることを発表しました。しかし、ほとんどの国がバテリーケージで育てられた鶏肉の輸出輸入をいまだに承認しています。

バテリーケージ

クレヨン & アクリル

392 X 542 mm

( 15.4 X 21.3 in)

日本人の年間卵消費数は一人につきおよそ330個です。日本では卵は比較的安価です。しかしながら価格を抑えるために鶏達が非倫理的な生産法の犠牲になっています。

バタリーケージ内では1羽の鶏につきおよそB5サイズ用紙のスペース(257 X 182 mm)しかありません。その檻の中で鶏達は死ぬまでのほとんどの時間を過ごすのです。採卵用鶏が檻の中で動くことができるスペースがあまりにも狭いため、鶏達は常にストレスにさらされています。その結果食欲もあまりありません。卵業者にとっては「より少ない餌=より多くの利益」なのです。

バタリーケージは8度から12度傾いて設置されています。これは鶏が産んだ卵が床を転がり採卵しやすくするためです。それでなくてもケージの床は鶏達にとって住みやすい構造にはなっていません。金網のパネルであるため不安定で怪我をする鶏も多くいます。

日本では約98%の卵がバタリーケージで産まれています。また採卵業者には不要なおよそ500万羽の雄のヒヨコが毎日殺されています。

ドリーム ボックス

クレヨン & アクリル

毎年多くの犬や猫たちが保健所の『ドリームボックス』と呼ばれるガス室で殺されています。二酸化炭素ガスによる窒息死という方法がとられているため、多くの動物たちは15分以上もの長い時間苦しんだあげく死んでいきます。

政府公認の保健所は各都道府県にあり、2017年には4万3千匹の猫や犬が残酷な方法で殺処分されました。人々は様々な理由でペットを保健所に連れてきます。例えば年をとりすぎた、おとなし過ぎる、元気すぎる、病気になった、めんどうだ等、多くが実に自分勝手な理由からです。

人は簡単にペットショップで動物を購入することができます。事前に生活環境等のチェックもされることなく買うことができます。購入前に研修を受ける必要もありません。まるで服を買うようにペットを購入します。人々は可愛らしい子犬や子猫がどこから来たのか考えることはありません。ペットショップは繁殖ブリーダーから子犬や子猫を仕入れています。繁殖ブリーダーの多くが母犬や猫を繁殖用の機械として扱い劣悪な環境で彼らが産めなくなるまで飼い、その後は保健所に持ち込んだり捨てたりしています。

妊娠ストール

クレヨン & アクリル

765 X 1085 mm

(30.1 X 42.7 in)

妊娠した豚は約114日間妊娠ストールと呼ばれる檻の中に入れられます。このストールは豚1頭とおよそ同サイズです(60 X 180 cm)。この大きさでは母豚達は振り返ることもできません。床は糞尿の始末がしやすいようすのこ状になっています。このような劣悪な環境下で常に大きなストレスを強いられている母豚達は食べていない時も口を動かしたり水を過剰に飲んだりストールを噛んだりといった異常行動を見せます。また尿路感染症や皮膚病、骨密度の低下、心血管疾患、関節の問題等の病気も蔓延しがちです。多くの国や地域が妊娠ストールを禁止していまが、世界的な完全撤廃までは遠い道のりです。日本ではほとんどの養豚場 (88.6 %)で妊娠ストールが使われています。

イルカショー  & 水族館

クレヨン & アクリル

765 X 1085 mm

(30.1 X 42.7 in)

水族館等で飼われているイルカの環境は自然環境とは非常に異なります。自然界でイルカは一日におよそ72キロの距離を泳ぎます。しかしながら水族館のイルカたちのタンクはこの 0.000001%にも満たない大きさです。イルカの知能指数は高く、複雑な社会構成を形成します。水族館や動物園の小さなプールでは自然な行動をとることは不可能です。

イルカたちは反響定位という方法で周囲を認識します。コンクリートで囲まれた小さなプールでは 彼らが発する超音波はすぐにはね返ってしまいイルカたちは混乱してしまいます。

またイルカショーでは観客にキスをしたり撫でられたり、浅い水でパフォーマンスをさせられたりするために体を水面上に置くことを強いられます。このようなパフォーマンスによってイルカたちは自らの体重の重みで内蔵に大きな負担をかけているのです。

イルカショーを観に行かないでください。このようなショーに子供を連れていく事は、動物虐待が娯楽のためには許されるということを子供たちに教育しているのです。

釣り糸 1

クレヨン、アクリル & 釣り糸

765 X 1085 mm

(30.1 X 42.7 in)

多くの釣り糸が石等にひっかかりそのままの状態で放置されます。破れた網も同様に海や海岸に残されています。ほとんどの糸や網はプラスチック製であり、自然に帰るまでおよそ600年もかかると考えられているのです。あまりにも多くの鳥や亀、海の哺乳動物や魚たちが人間たちが放置した糸や網によって死んでいます。壊れた糸や網は羽や体の一部に絡みつき、動物達を動けない状態にしたり、血液の循環を止めたり、酷い怪我をさせたりします。

4月30日のブログ頁に関連記事があります。是非ご覧ください。

夫と一緒にこの絵を仕上げるため家の付近の海岸に釣り糸と網を探しに行きました。本当に残念ながら数分で見つけることができました。 

釣り糸 2

クレヨン、アクリル & 和紙

765 X 1085 mm

(30.1 X 42.7 in)

多くの釣り糸が石等にひっかかりそのままの状態で放置されます。破れた網も同様に海や海岸に残されています。ほとんどの糸や網はプラスチック製であり、自然に帰るまでおよそ600年もかかると考えられているのです。あまりにも多くの鳥や亀、海の哺乳動物や魚たちが人間たちが放置した糸や網によって死んでいます。壊れた糸や網は羽や体の一部に絡みつき、動物達を動けない状態にしたり、血液の循環を止めたり、酷い怪我をさせたりします。

ねこ:ドリームボックス

クレヨン、アクリル

500 X 1085mm

(19.7 X 42.7 in)

第二次世界大戦中ヒットラー政権下ドイツで約600万のユダヤ人の大虐殺が行われました。その多くはアウシュビッツにあるガス室に送られ殺されました。そのガス室には苦しんもがきながらで死んでいった人々が残した爪痕が今も残されています。

今、日本では多くの猫たちが保健所のドリームボックスと呼ばれるガス室・機械で殺処分されます。殺処分には苦痛がともなう炭酸ガスが使用されます。2017年4月から2018年3月の1年間で13000頭以上の成猫と21600頭以上の子猫が殺処分されました。

死んでいく猫も苦しみながら壁をひっかいたのでしょう。皆さんに絵に込められた思い届きますように。

いぬ:ドリームボックス

クレヨン、アクリル

500 X 1085mm

(19.7 X 42.7 in)

第二次世界大戦中ヒットラー政権下ドイツで約600万のユダヤ人の大虐殺が行われました。その多くはアウシュビッツにあるガス室に送られ殺されました。そのガス室には苦しんもがきながらで死んでいった人々が残した爪痕が今も残されています。

今、日本では多くの犬たちが保健所のドリームボックスと呼ばれるガス室・機械で殺処分されます。殺処分には苦痛がともなう炭酸ガスが使用されます。2017年4月から2018年3月の1年間で7600頭以上の犬が殺処分されました。

死んでいく猫も苦しみながら壁をひっかいたのでしょう。皆さんに絵に込められた思い届きますように。

ウミガメ

クレヨン、アクリル

765 X 1085 mm

(30.1 X 42.7 in)

1940年代の大量生産以来、プラスチックやビニールはウミガメに大きな影響を与え続けています。

研究によると世界中のウミガメのうちおよそ52%がプラスチックごみを食べたことがあるということです。海に浮かぶビニール袋がウミガメたちの食糧であるクラゲや藻に似ているからです。

ビニール袋1つが彼らを命の危険にさらすのです。硬いプラスチックはカメたちの内臓を簡単に傷つけます。ビニール袋を食べるとそれが内臓に詰まり彼らは食べることができなくなり、最後は飢えて死んでいきます。

もし死ななかったとしても体内に残ったプラスチックは浮力を高め、結果的に発育が妨げられ繁殖率を下げてしまいます。

はち 1

クレヨン、アクリル

1085 X 765 mm

(42.7 X 30.1  in)

過去数十年で世界中の種が絶滅の危機にさらされています。また既に絶滅してしまった種も多くあります。その中で蜂の減少は大変大きな問題として取り上げられています。なぜなら彼らは花粉媒介者としてエコシステムの中で重要な役割を担っているからです。蜂の減少は私たちの毎日の生活や食卓に直接かかわりがあるのです。

農薬

農薬は花粉媒介をする生き物が減少している大きな要因の一つです。またラウンドアップ等の除草剤に含まれるグリホサートは蜂の腸内微生物に大きな影響を与えます。

モノカルチャー(単一栽培)

農産業では費用・効率を重視し多収穫で換金性の高い作物が単一で栽培されています(モノカルチャー)。しかしモノカルチャーは土壌の質、土地の浸食、動植物に多大な影響を与えます。特に蜂のような花粉媒介の働きをする昆虫に与える影響ははかり知れません。このような昆虫の種を守るには植物の多様性が必要不可欠です。

本マグロ

クレヨン、アクリル、網

765 X 1085 mm

(30.1 X 42.7 in)

本マグロの寿命は20年以上で日本近海をはじめ、太平洋、インド洋、大西洋など広く分布している大型のマグロである。

国際資源保護連合は太平洋クロマグロを絶滅危惧種、ミナミマグロを「深刻な危機」、大西洋クロマグロを「危機」状態にある種と分類している。

世界自然保護基金(WWF)インターナショナルの海洋部門ディレクターJohn Tanzerは「本マグロの危機的状況は日本人の食生活が最も大きな要因となっている」としている。

太平洋クロマグロの資源量は漁業開始前と比べ2.6%まで減少している「枯渇状態」にあり、世界で獲れるクロマグロ(本マグロ)の約80%が日本で消費されており、クロマグロの個体数の急激な減少は、巨大な巻き網を使っての漁や若いマグロの摂りすぎが原因だと言われている。

このような危機的状況にも関わらず、最新の the U.S. Pew Charitable Trustsによる発表によると漁獲量は持続可能な水準の3倍以上で推移している。

(http://www.xinhuanet.com//english/2017-03/02/c_136097365.htm)

本マグロ

クレヨン、アクリル

1085 X 765 mm

(42.7 X 30.1  in)

本マグロの寿命は20年以上で日本近海をはじめ、太平洋、インド洋、大西洋など広く分布している大型のマグロである。

国際資源保護連合は太平洋クロマグロを絶滅危惧種、ミナミマグロを「深刻な危機」、大西洋クロマグロを「危機」状態にある種と分類している。

世界自然保護基金(WWF)インターナショナルの海洋部門ディレクターJohn Tanzerは「本マグロの危機的状況は日本人の食生活が最も大きな要因となっている」としている。

太平洋クロマグロの資源量は漁業開始前と比べ2.6%まで減少している「枯渇状態」にあり、世界で獲れるクロマグロ(本マグロ)の約80%が日本で消費されており、クロマグロの個体数の急激な減少は、巨大な巻き網を使っての漁や若いマグロの摂りすぎが原因だと言われている。

このような危機的状況にも関わらず、最新の the U.S. Pew Charitable Trustsによる発表によると漁獲量は持続可能な水準の3倍以上で推移している。

(http://www.xinhuanet.com//english/2017-03/02/c_136097365.htm)

ホッキョクグマ

クレヨン、アクリル

1085 X 765 mm

(42.7 X 30.1  in)

IUCNホッキョクグマスペシャリストグループは、ホッキョクグマを危急種として挙げており、気候変動による海氷の喪失が彼らの生存に対する最大の脅威であると述べています。最新の研究(Hamilton&Derocher、2018)*によると、現在、世界中に約23,000頭のホッキョクグマがいます。しかし、早急な気候変動への取り組みがなければ、世紀半ばまでにホッキョクグマの数が劇的に減少する可能性があります。

クマに対する他の脅威には、商業活動の増加、汚染、病気、不十分な生息地保護が含まれます。

https://polarbearsinternational.org/climate-change/status-endangered-polar-bears/

クレヨン、油性ペン、アクリル

765 X 1085 mm

(30.1 X42.7 in)

哺乳子牛
肉用に飼育される牛も、酪農で飼育される乳牛と同じように、産まれてすぐに母牛から引き離されることが珍しくありません。母親から引き離され、お母さんの乳を吸いたいという欲求をかなえられなかった子牛は舌遊びという異常行動を発現させることがあります。

麻酔なしの耳標・鼻輪
牛にはさまざまな痛みを伴う処置がおこなわれますが、麻酔が使われることは稀です。
子牛が初めに経験する肉体的痛みは、法律により義務付けられている耳標です。早ければ7日以内、遅ければ3か月以上で行われることもあります。耳標は専用の器具で取り付けられます。麻酔などはおこなわれないため、牛は痛がります。
3ヵ月が過ぎると、痛みを与えて牛を制御するために鼻輪が取り付けられます。鼻に穴をあける行為なので、当然牛は痛がり、出血することもあります。
国内で、鼻輪の装着は、76.1%の農家が実施しています。麻酔は行われません。

麻酔なしの去勢
肉牛のオスは、性質をおとなしくさせる・牛同士の闘争を防ぐ・人間の安全を守る・やわらかい肉質にさせる、などの理由で、去勢されます。去勢の方法は、皮膚を切開して、精索と血管を何度か捻りながら、引いてちぎるというものです。特別な場合を除いて、一般的に麻酔は行われません。日本の肉牛の90.9%が3ヵ月以上で去勢されています。

麻酔なしの除角・断角

牛がまだ小さいころに、焼き鏝や刃物、薬剤などで角芽を除去することを「除角」、角が成長してから切断することを断角、といいます。除角は牛同士の闘争による怪我を防ぐ、人の安全を守る、などの理由で行われています。
日本では、肉牛の59.5%*2が角を切断されており、79.4%*2で麻酔が使われていません。
牛の角は鹿と異なり神経も血液もかよっていて角を切るさいはかなり痛がります。

牛舎内に閉じ込め
国内調査によると、子牛の時は53.1%の農家が、常時あるいは時々、運動場に(囲った放飼場)に放しているということです(40%が放さない、その他・無回答が6.8%)。
しかしこの割合は本格的な肥育(太らせる)がはじまると下がります。生後12か月以上の肥育牛において、88%の農家が運動場に放していないと回答しています。
牛たちは運動不足で濃厚飼料を与えられ、太らされます。牛の糞が土にかえり草が生え、その草を牛が食べるという自然で持続可能なスタイルなら、牛1頭につき1ヘクタール(100m×100m)の面積が必要だと言われています。
しかし肉牛経営はそれとはまったく異なります。狭い牛舎の中に、多量の糞をする牛を閉じ込めるという現行のスタイルでは、床が悪化し牛体が汚れ、ハエが増加するという状況を防ぐことが困難になります。さらに蹄が糞尿に浸かり、膨潤化し炎症を起こし跛行になることもあります。

肉用に飼育される牛の一生

蝶3

クレヨン、アクリル

1085 X 765 mm

(42.7 X 30.1  in)

日本に生息するチョウ約240種のうち、環境省のレッドリスト(絶滅の恐れのある種のリスト)には30%もの種がリストアップされています。そして、その中には、今まさに絶滅の一歩手前にまで減少してしまっているチョウも少なくありません。

自然環境の変化の規模やスピードは非常に早く、残念ながら、1990年代以降、地域的に多くのチョウの絶滅が相次いでいます。

そして、昨年の8月には、小笠原諸島に固有のオガサワラシジミが絶滅した可能性が非常に高くなってしまいました。 絶滅の背景にあるのは自然環境の変化ですが、その原因は、自然環境の開発だけではなく、里山環境の管理放棄、農薬の使用、外来種の侵入、シカの個体数増加による食害、地球温暖化、など多岐にわたり、そしてこれらが複合してチョウの減少をもたらしています。

(日本チョウ類保全協会より
https://readyfor.jp/projects/butterfly-conservation)

ケージ1

ペン、アクリル

1085 X 765 mm

(42.7 X 30.1  in)

地球と生命の尊重
世界のグリーンハウスガス排出量の約14.5%は家畜生産によるものです。さらに、毎年何十億もの動物が工場の農場で飼育され、殺されています。彼らは、基本的な行動さえも制約されている環境で育ちます。手足や翼を伸ばすこともできず、日光もありません。麻酔されることなく鶏のくちばしは切られ、牛や豚の尻尾は切られ、歯は抜かれます。

はち 2

クレヨン、アクリル

1085 X 765 mm

(42.7 X 30.1  in)

過去数十年で世界中の種が絶滅の危機にさらされています。また既に絶滅してしまった種も多くあります。その中で蜂の減少は大変大きな問題として取り上げられています。なぜなら彼らは花粉媒介者としてエコシステムの中で重要な役割を担っているからです。蜂の減少は私たちの毎日の生活や食卓に直接かかわりがあるのです。

農薬

農薬は花粉媒介をする生き物が減少している大きな要因の一つです。またラウンドアップ等の除草剤に含まれるグリホサートは蜂の腸内微生物に大きな影響を与えます。

モノカルチャー(単一栽培)

農産業では費用・効率を重視し多収穫で換金性の高い作物が単一で栽培されています(モノカルチャー)。しかしモノカルチャーは土壌の質、土地の浸食、動植物に多大な影響を与えます。特に蜂のような花粉媒介の働きをする昆虫に与える影響ははかり知れません。このような昆虫の種を守るには植物の多様性が必要不可欠です。

ケージ2

アクリル

1085 X 765 mm

(42.7 X 30.1  in)

地球と生命の尊重
世界のグリーンハウスガス排出量の約14.5%は家畜生産によるものです。さらに、毎年何十億もの動物が工場の農場で飼育され、殺されています。彼らは、基本的な行動さえも制約されている環境で育ちます。手足や翼を伸ばすこともできず、日光もありません。麻酔されることなく鶏のくちばしは切られ、牛や豚の尻尾は切られ、歯は抜かれます。

蝶4

クレヨン、アクリル

1085 X 765 mm

(42.7 X 30.1  in)

日本に生息するチョウ約240種のうち、環境省のレッドリスト(絶滅の恐れのある種のリスト)には30%もの種がリストアップされています。そして、その中には、今まさに絶滅の一歩手前にまで減少してしまっているチョウも少なくありません。

自然環境の変化の規模やスピードは非常に早く、残念ながら、1990年代以降、地域的に多くのチョウの絶滅が相次いでいます。

そして、昨年の8月には、小笠原諸島に固有のオガサワラシジミが絶滅した可能性が非常に高くなってしまいました。 絶滅の背景にあるのは自然環境の変化ですが、その原因は、自然環境の開発だけではなく、里山環境の管理放棄、農薬の使用、外来種の侵入、シカの個体数増加による食害、地球温暖化、など多岐にわたり、そしてこれらが複合してチョウの減少をもたらしています。

(日本チョウ類保全協会より
https://readyfor.jp/projects/butterfly-conservation)

うさぎ1

クレヨン、アクリル

1085 X 765 mm

(42.7 X 30.1  in)

ヨーロッパを中心としたウサギの毛皮産業は工場のような環境でウサギを繁殖させています。ウサギはとても小さなケージに入れられています。ケージに使用されているワイヤーは、足を傷つけます。

医学および製品試験でのウサギは長年使用されてきました。 American Anti-Vivisection Society(AAVS)の報告によると、2004年に使用された実験用ウサギの数は260,000を超え、その約43%が、痛み止め等の薬を与えられることなく痛みを引き起こす検査の対象となりました 。AdvocacyforAnimalsの投稿では、ウサギに対する非常に一般的なテストであるドレイズテストについて「化粧品や医薬品などの化学物質がウサギの皮膚や目に適用されます。」と説明しています。

ウサギは、ワクチン、心臓血管、生殖、その他の種類の研究にも使用され、ストレステストを受け、性感染症に感染します。

(https://www.britannica.com/explore/savingearth/rabbits-the-poster-child-for-animal-rights)